ICTの定義
ICT(情報通信技術)とは?
総務省ではICT(情報通信技術)という概念についてこのように定義づけされています。
ICT
Information and Communication Technologyの略。
引用元:総務省「ICT(あい・しー・てぃー)」
情報(information)や通信(communication)に関する技術の総称。日本では同様の言葉としてIT(Information Technology:情報技術)の方が普及していたが、国際的にはICTがよく用いられ、近年日本でも定着しつつある。
現在、日常生活の多くの部分でインターネットが活用されています。このようにデジタル化が進む中、インターネットを利用したコミュニケーションが重要視されるようになってきました。この人と人をインターネットでつなげるコミュニケーションがICTと称され、身近にも多くのICT事例が存在しています。
- SNSの利用(LINE、X、Instagramなど)
- クラウドの利用
- ウェブ会議・オンライン学習
- 図書館データベース
ITとの違い
総務省の定義で、「日本では同様の言葉としてIT(Information Technology:情報技術)の方が普及していた」とありました。しかし、世界ではICTの方が定着しています。
ITはInformation Technology(インフォメーション・テクノロジー/情報技術)の略で、コンピュータやデータ通信などの「情報技術」を指し、2000年にIT基本法が制定された頃から日本で広まり定着していました。
ICTとITは、ほぼ同じ意味の言葉ですが、ITは、インターネット技術そのものを指す用語です。一方、ICTはCommunicationという言葉が入っているとおり、情報を伝達することを重視します。ITの時代は、超高速の計算機能と膨大な記憶機能が特徴でしたが、ICTの時代になるとこれらに加えてさらに瞬時に大量の情報を複数の相手と相互コミュニケーションを行える通信機能が強調されました。
経済産業省では通信技術そのものを扱うことが多いので「IT」を用いており、総務省では情報通信産業を扱うことが多いので「ICT」を用いています。
参考:総務省「ICT(あい・しー・てぃー)」
参考:総務省「ICT利活用の促進」
参考:総務省「ICTとデジタル経済はどのように進化してきたのか」
参考:NTT Communications「ICTとは」
参考:NTT西日本「ICT活用とは何か?6つの中小企業事例・メリット・導入方法を解説」
参考:マイナビジョブ20’「ICTとは何か?利点やリスクから活用事例まで解説」
自治体での事例
多くの自治体ではICTを用いた先進的な取り組みを行っています。ここでは、一部の事例を紹介します。
・講演会に予約システム導入:愛媛県松山市
予約サイト:https://reserva.be/matsuyamashikyoten
・新地町ICT研究協議会を中核としたICT教育体制の構築:福島県新地町
参考:新地町教育委員会「新地町のICT教育」
・次世代医療・介護・健康ICT基盤高度化事業:兵庫県神戸市
参考:総務省「次世代医療・介護・健康ICT基盤高度化事業」
・ICTを活用したペーパーレス化から働き方改革への取組み:愛媛県西予市
参考:総務省「ICTを活用したペーパーレス化から働き方改革への取組み」
・地域防災の中核である消防団員の活動をICTでサポートするアプリ:福島県須賀川市
参考:BIRD’S VIEW「消防団専用アプリS.A.F.E.」
自治体がICTを用いる際、住民を誰一人取り残さない形で導入を進めていく必要があります。そのため、デジタルデバイドの解消に取り組むことが不可欠です。特に人的なデジタルデバイド解消施策として、高齢者などへのデジタル活用支援の推進、情報バリアフリー環境を実現するICT機器・サービスの開発支援や電話リレーサービスの普及促進、全世代がICTを適切に活用するためのリテラシー向上に向けた取組を行う必要があります。
自治体DXにはRESERVA
自治体がDXを推進するにあたって、おすすめなのが予約システムの導入です。予約システムの機能は、予約管理にとどまらず、決済から顧客管理、さらに集客に至るまで自動化する機能を持つシステムです。複数のツールやプラットフォームを切り替える手間は一切不要で、これにより、自治体の業務プロセスがより効率的に進められるだけでなく、利用者にとっても一元的で使いやすい環境が提供されます。
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