RPA(アールピーエー)|DX用語集

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RPAの定義

RPAとは何か?

RPA(Robotic Process Automation)とは、従来人間がコンピュータ上で行う定型業務を自動化する技術です。今まで長時間かけて手入力で行っていた仕事をロボットが記憶し、人間に代わって実行します。このことから、RPAはデジタルレイバー(仮想知的労働者)とも表現されています。そんなRPAが今、人口減少によって労働者不足が深刻化している自治体や、「働き方改革」を標榜する自治体で注目を集めています。ユーザーインターフェースの操作を認識する技術とワークフロー実行を利用して、表計算ソフト、メールソフト、ERP(Enterprise Resources Planning:企業資源計画)などの複数のアプリケーションを使用する業務プロセスを自動化できます。


総務省「RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)」内で挙げられている、RPA導入によって効率化を進められる業務は以下の通りです。

  • キーボードやマウスなど、パソコン画面操作の自動化
  • ディスプレイ画面の文字、図形、色の判別
  • 別システムのアプリケーション間のデータの受け渡し
  • 社内システムと業務アプリケーションのデータ連携
  • 業種、職種などに合わせた柔軟なカスタマイズ
  • 条件分岐設定やAIなどによる適切なエラー処理と自動応答
  • アプリケーションの起動や終了
  • スケジュールの設定と自動実行
  • 蓄積されたデータの整理や分析
  • プログラミングによらない業務手順の設定

自治体におけるRPAの導入は、事務業務の多様性と量の観点から特に重要です。自治体の業務は、住民サービス、税金の徴収、公共事業の管理など、繰り返し作業や、定型的で時間を要する作業が多いことが特徴です。

RPAの導入により、これらの定型的な業務を自動化することが可能となり、効率化が期待できます。

RPAツールの種類

自治体がRPAを導入する際には、RPAツールが必要です。RPAツールは総務・経理・人事部門などの事務処理を効率化するための解決手段として、DXや働き方改革に取り組む企業などから注目を集めています。RPAツールは大きくわけて3種です。ここでは、それぞれのメリットについて紹介します。

・サーバ型RPAツール:業務を横断した一括管理ができるため大規模な企業・自治体向け。サーバー型は、カスタマイズできるものが多いため、環境にあわせて柔軟に開発できる。セキュリティ面におけるリスクが少ない。

・デスクトップ型RPAツール:部門や個人単位での購入ができ、小規模・低価格で導入可能。組織的な管理が不要。

・クラウド型RPAツールの特徴:自社サーバーが不要のため、イニシャルコストを抑えられる。作業中デスクトップに開き続けなくていいため、パソコンを占拠しない。運用・管理は販売業者に一任できる。

自治体での事例

多くの自治体ではRPAを導入し業務の効率化を進めています。総務省「自治体におけるRPAガイドブック」内では、具体的にRPAを導入した自治体においてどのくらいの業務が効率化されたのか具体的な職員数、業務数宇、年間削減時間から見ることができます。

導入自治体における効果

画像引用元:総務省「自治体におけるRPA導入ガイドブック

自治体がRPAを用いて業務を効率化した具体的な事例は以下の通りです。

長寿課の保険保険確認業務をRPAで自動化:石川県加賀市
参考:加賀市「第2期SDGs未来都市計画
参考:総務省「自治体における RPA導入ガイドブック

予約登録業務をはじめとした庁内の7課18業務の削減:新潟県長岡市
参考:DX Suite「長岡市役所 AI-OCR導入プロジェクトが生んだ、挑戦する文化

RPAツール「WinActor(ウィンアクター)」の導入:愛知県蒲郡市・三重県伊賀市
参考:NTT DATE「WinActor®導入事例・自治体編【愛知県蒲郡市、三重県伊賀市】特別定額給付金を、いかにスピーディに届けるか WinActorとNaNaTsu® AI-OCR with DX Suiteを利用した2市の取り組み

・軽自動車税、収滞納管理をRPAで効率化:富山県氷見市
参考:氷見市「氷見市DX推進計画

・後期高齢者医療のデータ入力にAI-OCRとRPAを導入:佐賀県佐賀市
参考:佐賀市「RPAソフト導入・活用支援業務仕様書

自治体DXにはRESERVA

画像引用元:RESERVA公式サイト

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